山口・大内御掘・菅内 有料老人ホームきんもくせい

その人らしさを大切にする介護福祉サービスをご提供します
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出会いと別れ

学生の頃は、入学、卒業、クラス替えと出会いと別れの季節でしたね。
そんな記憶も遙か昔ですが・・・

一昨日に94歳男性の入居者様がお亡くなりになりました。

きんもくせいが開設して3ヶ月目の平成24年10月26日の夜10時にケアマネさんから電話がありました。
「今から緊急で1人泊まれないか?」
お話では、ご夫婦で暮らされているが奥様が体調不良で今から救急車を呼ぶが、ご主人が1人では何も出来ないので泊まらせて欲しいとの事。
すぐに職員1名同行してご自宅にお迎えに行きました。
「奥様の体調は戻ったが、今日は心配なのでお二人を泊まらせて欲しい。」
と希望があり、その日はお二人できんもくせいに泊まられて、翌日ご自宅に送りました。
「お二人とも認知症が進行しており、お二人で暮らせる状態にない。」
そのまた翌日から、きんもくせいで暮らし始められました。

お二人はとても仲が良く
奥様はご主人を尊重して誇りに思われ
ご主人は常に奥様を気遣われておられました。
また、ご主人のお仕事に対する熱意、姿勢はとても勉強になりました。

今日の夕方、奥様は告別式、納骨を終えてきんもくせいに帰られて、
きんもくせいで夕食を食べられて、ご主人が亡くなったことも忘れて、いつも通り暮らし始められています。

お二人の思い出に浸りながら「結婚したい。」との思いを強くした今日この頃です。

そして今日、99歳の男性が入居されました。
きんもくせいも出会いと別れを繰り返しながら日常が過ぎていきます。
カテゴリー:ハプニング
作成者:上田